【ストーリー】
ジャッキー・チェンがシリアスな愛憎物語に挑んだカンフーアクション。20分にもおよぶラストの壮絶な格闘シーンは、“拳シリーズ”のなかで最高傑作に推すファンも多く、隠れた名作ともいえる必見の1本。監督は『ドラゴン危機一発』のロー・ウェイ。「唐山武館」の道場主であるサンタイは、武闘大会で名誉ある“武林至尊”を勝ちとるが、祝賀会場に遅れてやって来たチュンが、大会が終ったのにもかかわらず挑戦状を叩きつけサンタイを打ち負かした。“武林至尊”のタイトルを奪ったチュンは、さらに「唐山武館」の看板を叩き壊し去り、失意の末サンタイは死んだ。残された愛弟子のタンは、サンタイの妻と娘のランと共にチュンヘの復響を誓う。チュンは、彼の妻とサンタイの昔の情事をずっと怨み続けており、今回の無謀な行動もそのためのものだった。3年の猛修業の末、タンはチュンの道場を訪れた。しかし快くタンらを迎えたチュンは、今はサンタイを殺したことを詫び、「唐山武館」の金看板を新たに未亡人に贈った。怒りの矛先を失ったタンだったが、そこへ彼を用心棒として雇いたいという男が現れる。
【スタッフ】
- 監督:ロー・ウェイ
- 脚本:ウォン・チュンピン
- 撮影:チェン・ユンシュー
【キャスト】
- ジャッキー・チェン
- ノラ・ミャオ
- ジェームズ・ティエン
- リン・インジュ
- カオ・チャン
【情報】
- 原題:龍拳、DRAGON FIST
- 制作:香港
- 上映時間:90分
- 公開:1982年2月20日