【ストーリー】
R15+指定。闇金を軸に、金に群がる人間の欲や苦しみなどを描いた「闇金ドッグス」のシリーズ第5作。青木玄徳が扮する、元イケメンホストで現在はラストファイナンスで働く須藤司が、シリーズ3作目以来の主人公となる。認知症の母を抱えたまま会社を辞めさせられた中年の顧客を担当することになった闇金業者の、金にまつわる物語を映す。監督は、『闇金ドッグス4』でもメガホンを取った『ガチバン』シリーズなどの元木隆史。女性債務者から、絶大の信頼を得ているラストファイナンスの須藤司(青木玄徳)は、かつて、街金から金を騙し取る為に、結婚離婚を繰り返し、戸籍上の名字を忘れてしまっている。そんなある日、銀行系のローン会社から、電話が入り、「あなたの奥様が借金んをして、飛んだ。夫である貴方には支払いの義務がある」と。困り果てている司には、にべもなく、社長の安藤忠臣(山田裕貴)から、新規の客をあてがわれる。その客は、大手電機メーカーの下請け会社でエアコンの設置業者の契約社員として働く、沼岸(菅原大吉)。ブラック企業では人扱いをされず、冷遇のなか必死にしがみついている。それは、ひとえに認知症を患っている母の為。だが、薄給で生活費もままならず、致し方なくラストファイナンスを利用している。沼岸の状況は悪くなるばかりで、理不尽な理由で急に解雇されてしまう。困った沼岸は、生活保護の申請をするも断られ、無職になったので、司から追加融資も受けられずにいた。そんな沼岸の前に、NPO法人で貧困ビジネスを営む五条(荒木宏文)が現れ、申請が通った生活保護費を不正に搾取されてしまう。母の病も進行が速くなり、生活は究極に困窮する。藁をもすがる思いで、沼岸はラストファイナンスを再び訪れた。
【スタッフ】
- 監督:元木隆史
- 脚本:池谷雅夫
- 撮影:神田創
【キャスト】
- 青木玄徳
- 菅原大吉
- 美谷和枝
- 牧野ステテコ
- 蒲生純一
- 副島淳
- 荒木宏文
- 山田裕貴
【情報】
- 製作:日本
- 上映時間:80分
- 公開日:2017年1月14日