【ストーリー】
R15+指定。原作は発表当時、現役女子高生が書いたスキャンダラスな“文学上の事件”と評された衝撃の純文学を『僕は妹に恋をする』の安藤尋監督が映画化。愛を知らない少女がひとりの男と出会い、女へと目覚めていく姿を描く。ヒロインに『音符と昆布』などの市川由衣、相手役には『愛の渦』などの池松壮亮。モデルの阪井まどか、『なにもこわいことはない』などの高尾祥子ら、バラエティーに富んだ顔ぶれが脇を固める。恵美子(市川由衣)と洋(池松壮亮)の出会いは高校の新聞部だった。ある日、授業をさぼり部室で暇つぶしをしていた恵美子は、先輩の3年生の洋と顔を合わせる。突然、洋はここで恵美子にキスを迫るが「決して君が好きな訳じゃない。ただ、キスがしてみたい。」からだと。衝動的に体をあずける恵美子だったが、あくまで洋は「女の人の体に興味があっただけ。君じゃなくてもよかった。」と言い放ち、拒絶する。幼い頃に父親を亡くし母親に厳格に育った恵美子はそれでも洋を求め、会うたびに自ら体を差し出す。こんな関係に寂しさを募らせながらも次第に”女”として目覚めていく自分に気付き始める。月日はたち、洋は進学のため上京し、恵美子も洋の近くにいたい一心で東京の花屋で働いていた。恵美子はどんな形でも洋に必要とされたいと願いながら寄り添っては傷つき反発していくが・・・。
【スタッフ】
- 監督:安藤尋
- 脚本:荒井晴彦
- 撮影:鈴木一博
【キャスト】
- 市川由衣
- 池松壮亮
- 高尾祥子
- 三浦誠己
- 中村久美
- 阪井まどか
【情報】
- 製作:日本
- 上映時間:118分
- 公開日:2014年9月13日