【ストーリー】
R18+指定。文豪・永井荷風の「四畳半襖の下張」をエロスの名匠・神代辰巳監督が映画化した傑作エロティックドラマ。時代背景の描写と並行して描かれる男女の営みは、フランスのヌーヴェルヴァーグの巨匠、フランソワ・トリュフォーも絶賛し、ロマンポルノの枠を超えてキネマ旬報ベストテンにも選出された数少ない作品のひとつ。全国で米騒動が頻発する大正中期の夏、舞台は東京・山の手の花街の一画。料亭“梅ヶ枝”では、芸者・袖子が米騒動で騒々しい最中にも遊びに興じる信介と絡み合っていた。はじめ、感じることのなかった袖子も、二度、三度と交わるうちに頂点を知り、激しく悶えるようになっていく。一方、置屋の“花の家”では芸者・花枝が新人・花丸の教育に精を出し、また別の芸者・夕子は兵隊の幼馴染と時間の限られた逢瀬を重ねていた。
【スタッフ】
- 監督:神代辰巳
- 脚本:神代辰巳
- 撮影:姫田真佐久
【キャスト】
- 宮下順子
- 江角英明
- 山谷初男
- 丘奈保美
- 絵沢萠子
- 芹明香
- 東まみ
- 粟津號
- 吉野あい
【情報】
- 製作:日本
- 上映時間:72分
- 公開日:1973年11月3日