【ストーリー】
R15+指定。現代女性の苦悩と心の再生を描いた赤坂真理による同名小説を廣木隆一監督が映画化したアルコール依存症の女性レポライターと長距離トラック運転手が織りなす、行きずりの愛の物語。ヒロイン役の演技派舞台女優、寺島しのぶが繊細かつ大胆な演技を披露、全裸のラブシーンも話題となり、数々の映画賞を受賞した。主な登場人物は主人公の女性とトラック運転手の2人だけ。早川玲(寺島しのぶ)、31歳。フリーのルポライターをしている彼女は、いつからか頭のなかで聞こえるようになった“声”の存在に悩まされている。そのせいで不眠、過食、食べ吐きを繰り返し、アルコールに依存していた。 ある冬の日、コンビニで白ワインとジンを探す彼女の目に、一人の男が飛びこむ。その男と視線があった瞬間、分離した玲の心は“あたし”を感じる。男はすれ違いざま彼女の体に触り、それを合図にするように、コンビニを出て行く男の後を追う玲。コンビニの外、トラックの運転席に座る男が見える。トラックに乗り込む玲に男がいう。「ようこそ」。男は岡部希寿(大森南朋)というフリーの長距離トラック運転手だった。ぎこちなく酒を飲みながら、やがてアイドリングの振動を感じながら二人はセックスする。「道連れにして」という玲を乗せ、トラックは東京から新潟へ向けて走り出した・・・。
【スタッフ】
- 監督:廣木隆一
- 脚本:荒井晴彦
- 撮影:鈴木一博
【キャスト】
- 寺島しのぶ
- 大森南朋
- 田口トモロヲ
- 戸田昌宏
- 高柳絵理子
- 牧瀬里穂
- 坂上みき
- 村上淳
- 野村祐人
【情報】
- 製作:日本
- 上映時間:95分
- 公開日:2003年12月6日