【ストーリー】
『アダム・チャップリン』のエマニュエル・デ・サンティ監督の実弟ジュリオ・デ・サンティが監督・脚本・音楽を手がけ、「北斗の拳」に代表される日本製アニメへのオマージュを散りばめながら描いた近未来バイオレンスアクション。エンド・クレジットのスペシャル・サンクスとして、武論尊、原哲夫、ピーター・ジャクソン、ジョン・カーペンター、ポール・ヴァーホーベン、北野武、三池崇史といった、デ・サンティ兄弟が尊敬する人々の名前が載せられている。近未来のとある街、テーター・シティは、シード・システムと呼ばれる装置で管理されていた。そのシステムとは、ある電波を街中に流すのだが、その電波は犯罪者に対してだけ反応し、その本性が自殺衝動に変わり自殺へと追い込むもの。そしてその遺体を警察が回収。遺体は安全な食用の肉に加工され、バーガーのパテとなり、ハンバーガーとして売り出され、その街の人々の食料となっていく。この異常なリサイクルシステムこそシード・システムなのである。このシステムを残酷なアニメーションを用いてCMを制作し、そのCMをテーター・シティ中に流して、「この街は安全である!」という宣伝をしているから異常この上ない。そんな街で、その電波が効かないミュータント殺人鬼が現れる。そして奴は、人間同士互いを殺させる超音波のようなものを発するのだ。そんなミュータントに対抗するべく組織されたのが、特殊精鋭部隊、バイカーズだった。
【スタッフ】
- 監督:ジェリオ・デ・サンティ
- 脚本:ジェリオ・デ・サンティ
- 撮影:ステファン・バーヒー
【キャスト】
- モニカ・ムニョス
- リッカルド・ヴァレンティーニ
- クリスティアン・リーヴァ
- ジュリオ・デ・サンティ
- ウィルバー・ジィモサー
【情報】
- 原題:TAETER CITY
- 制作:イタリア
- 上映時間:73分
- 公開:2014年2月19日