【ストーリー】
R15+指定。小林信彦の小説を名脚本家・荒井晴彦が脚色し、Vシネマクイーンの大竹一重が艶めいたヒロインを熱演した『失楽園』『鍵』に続く衝撃の文芸エロティックドラマ。東京山の手育ちの初老の小説家・深野が深川で初めて出会った若い女・加奈は、深野の初恋の女性の面影を宿す生粋の下町娘だった。年の差を越えてお互いに強く惹かれあう。しかし、深野の中には、下町と山の手という問題に加えて、女と男を隔てる「川」が深く存在していた。だが、一方の加奈は深野との性愛によってその「川」をやすやすと越えてきた。「隅田川から西に住むことがあるなんて思ってもみなかった」加奈はそう言った。しかし、その裏には深野の昔の恋人・順子の陰謀が隠されていた。二人は結婚するが加奈の行動には次第に謎がつきまとうようになり、探偵や昔の男の影もちらつく。謎の核心には奇妙な風俗店”館”が関わっていた。深野は愛するが故の疑心暗鬼に陥る・・・。
【スタッフ】
- 監督:武田一成
- 脚本:荒井晴彦
- 撮影:高瀬比呂志
【キャスト】
- 大竹一重
- 石橋蓮司
- 南美江
- 春木みさよ
- 宮下順子
- 川地民夫
【情報】
- 製作:日本
- 上映時間:96分
- 公開日:劇場未公開