【ストーリー】
R15+指定。花村萬月の同名小説を吉川次郎が脚色し渡辺武が監督した、椎名桔平主演のハードボイルド・バイオレンス・アクション。足を洗いバーテンとして暮らすかつての伝説の殺し屋が、内に秘めた暴力を爆発させる様を描く。冷徹で虚無的な翳を漂わせる男・木常(椎名桔平)。かつて「なで肩の狐」と呼ばれ恐れられた木常も、カタギとなり、幼なじみの玲子が経営するバーでバーテンとして働いていた。そんな木常のもとへ、ヤクザ時代の仲間・徳光(哀川翔)が訪れた。“ある物”を預かってほしいという。徳光は人生の再起を賭け、福岡組のシャブ代金2億円を持ち逃げしていたのだった。福岡組組長代行の笹山(鶴見辰吾)は、その金を取り戻そうと木常に迫る。そしてそれが、木常の中に眠っていた“野生の血”を次第に甦らせていく。さらに、笹山の部下たちに玲子を誘拐された木常は、玲子を取り戻すべく銃を手に入れ、徳光とともに笹山の事務所に乗り込んだ。玲子の救出に成功した木常だったが、徳光は笹山の部下に撃たれてしまう。
【スタッフ】
- 監督:渡辺武
- 脚本:吉川次郎
- 撮影:安藤庄平
【キャスト】
- 椎名桔平
- 哀川翔
- 鶴見辰吾
- 光石研
- 清水千賀
- 洞口依子
【情報】
- 製作:日本
- 上映時間:101分
- 公開日:1999年4月1日